忍者ブログ
気まぐれ日記を淡々と
[20] [19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11] [10]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

主語は元々三段論法など伝統論理学の用語であった。三段論法では2つの前提文から結論文を正しく導くことが目的になる。ここで「文」とは「全てのバラは 赤い」のような平叙文であり、真偽の判定ができる、いわゆる命題のことである。

 

文は前半部分「主語」と後半部分「述語」からなるとされる。主語とはそれについて「何事か言われるもの」であり、述語とはその言う事柄のことである。そして正しい考えの道筋が、複数の文の主語・述語を比較することによって説明されるのであった。

 

ところで、文は真偽を問うことができるが、文の主語や述語を取り出して、それだけについて真偽を判定することはできない。たとえば、「赤い」は真かと訊かれても「何が赤いの?」と問い返すしかないだろう。真偽を判定するためには「主語+述語」の文の形になって、「意味が完成」していなければならない(本当は「主語+述語」になっていればよいと決まったものでもない。「太郎が 置いた」「何を?どこに?」)。

 

この主語という言葉が伝統文法の成立時から取り入れられ、ここでは基本的に「動詞に一致する主格名詞」の意味になった。文の前半部分はそのような名詞になることが多かったからである。やがて伝統文法は同じく「偉大なる西洋の伝統」の柱である伝統論理学とともに学校で教えられることになる。

 

ここで2つの概念「意味の完成に必要な要素」と「動詞に一致する主格名詞」が同じ言葉「主語」を橋渡しになかば同一視された。また文法とは「文章作法」であったから、定着した理解は『作文において、あらゆる文には主語と述語がなければならない』というものであった。「主語+述語」のパターンの有無が、まともで「論理的な」文章の基準となったわけである

(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

<おすすめ>

英文校正  ビリーズブートキャンプの効果

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
忍者ポイント
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索